妊娠判定から卒業までの流れ
受精卵を移植された方は、妊娠判定を行い移植後の経過を見ていきます。
*妊娠週数について
黄体サポート開始後2週間後が妊娠4週にあたります
採血によるホルモン測定(妊娠反応陽性)
- 移植による着床が成立すると、形成された胎盤から hCG と呼ばれるホルモンが分泌されます。
胚盤胞の移植日から約7日後以降に、採血を行い hCG が上昇しているかを測定します。 - この時期は基本的に自覚症状はありませんが、人によっては眠気や出血が起こる場合もあります。
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エコーによる胎嚢確認(臨床妊娠成立)
- 着床後、妊娠が継続すると胎嚢と呼ばれる赤ちゃんが入った袋が形成されます。
妊娠5週過ぎを目安にエコーを使って胎嚢を目視で確認します。 - 採血により血中の hCG 上昇を確認します。
- この時期から胎児が服薬の影響を受け易い時期と言われています。
- 胎嚢が確認できない場合は化学流産となり残念ながら自然排出となります。
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エコーによる胎児心拍の確認(心拍確認)
- 胎嚢が確認されてから約1週間後、心拍をエコー下で確認する事ができます。
- 当院では分娩を取り扱う事ができませんので、心拍まで確認する事ができたらご希望の産科病院への転院手続きを行います。(卒業)
- メディカルパークグループであるメディカルパーク湘南への紹介も可能です。
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よくある質問
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母子手帳はいつもらえますか?
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胎嚢確認後、役所で妊娠している事を告げればいただく事が可能です。
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出血があったので不安です
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妊娠中の出血は比較的よく見られます。安静にして通常通りの生活を過ごして大丈夫です。月経の様な出血があった場合は病院までご連絡下さい。
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流産が心配です
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初期流産の原因は染色体によるもので、妊娠時の仕事やプライベートなどが影響する事はほとんどないと言われています。残念ながらその頻度は少ない訳ではなく、妊娠された女性の15%前後(40歳では 50~70%前後)に起こり得るものとご理解下さい。
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次回紹介先にはいつ行けばいいですか?
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当院で心拍確認後、紹介状をお渡しします。その後なるべく早く紹介先へ受診ください。