妊孕性温存
妊孕性温存(にんようせいおんぞん)とは加齢や、疾患の治療に伴う妊孕能(妊娠する力)低下に対し、若年時の卵子を凍結保存して妊孕能を温存する、というものです。
妊孕性温存における専門医との診療を通し、質の高い技術提供を行いサポートさせていただきます。
医学的適応による妊孕性温存
悪性腫瘍に対する化学療法や放射線治療などの医学的介入が卵巣機能を急激に低下させ、治療後に不妊や閉経となり、妊娠を諦めなければならない場合があります。医学的適応による精子・未受精卵子および胚(受精卵)の凍結は、将来の妊娠出産に備えて凍結保存することで、将来の妊娠に備える方法です。
近隣の病院と連携をとりながら、治療と向き合う患者の支援に取り組んで参ります。
社会的適応による妊孕性温存
未婚の女性のための妊孕性温存の方法として、未受精卵子凍結(卵子凍結)も取り組んでおります。
ご自身のライフプランと卵巣機能をもとに、ご一緒に考えさせていただきます。
当院で対応できる妊孕性温存
- 未受精卵凍結(採卵による卵子の回収・凍結保存)
- 受精卵凍結(体外受精による培養、胚凍結保存)
- 精子凍結(射出精子のバイアル保存)
*当院では卵巣凍結は行っておりません。
聖マリアンナ医科大学病院か横浜市立大学病院付属市民総合医療センターへのご紹介となります。
項目 | 基本料金 | 成功報酬料金 |
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排卵誘発 | 69,800~110,400円 | - |
採卵 | 23,000円 | 採卵1個あたり 20,000円 (上限 200,000 円) |
卵子凍結 | - | 卵子1個あたり 33,000円 (上限 165,000円) |
卵子凍結管理料 | - | 36か月 200,000円 |